ペット可中古マンション|うまく効率よく探すポイントってある?

不動産

ペットを飼っている方にとって、「ペットを飼うことができる物件であること」は、物件を探す際に非常に重要な条件です。

今回は中古のマンションを探す際に、ペットを飼うことが可能な物件を見つける方法と、物件を選ぶ際の注意点について詳しくご説明いたします。

ペット可の中古マンションは少ない!

結論として、ペットの飼育が認められる中古マンションは多く存在しますが、その条件は築年数によって異なります。

マンションの条件や利用規約は、建築当時のトレンドに基づいて決定される傾向にあります。

現在では、防音性能の向上や小型ペットの普及により、新築マンションでもペットを飼育できる場合が増えています。

中古マンションの場合、築年数が古いほどペット不可の物件が多く見られます。

築20年以内の物件のうち、約75%が「ペット相談可」となっていますが、中古マンション全体ではその割合が半数以下に減少します。

つまり、築20年を超える物件ではペットの飼育ができない場合も少なくありません。

この現象の背後には、かつてペットを飼育する世帯が少なかった時代に制定された管理規約が関連していると考えられます。

基本的には、入居者がいる状態で管理規約を変更するのは難しいため、古い規約が残り続けることが多いのです。

だからこそ、築年数が経過するにつれて、ペットを飼育できる中古マンションの数が少なくなる傾向が起こるのです。

ペットの飼育が可能な中古マンションを上手に探す方法

ペットを飼うことができる物件を見つけるためには、不動産ポータルサイトなどを利用して、物件の条件を「ペット可」と設定して絞り込むのが良い方法です。

また、一部のサイトでは、「ペット可(相談)の物件」といった特集ページを用意している場合もありますので、そこから他の条件を絞り込んで探すことも可能です。

なお、築年数がかなり経過している物件については、小規模なマンションに注目すると良いでしょう。

大規模なマンションに比べて総戸数が少ない小規模なマンションは、管理規約を柔軟に変更することが容易な傾向があります。

そのため、ペットの飼育条件に関しても、対応がしやすい可能性が高いのです。

ペットと快適な新生活を送るためのチェックポイント

ペットと快適な新生活を過ごすためには、ペットが一緒に住める物件を探すだけではなく、利便性や安全性にも注意する必要があります。

以下では、快適な生活を送るためにチェックすべきポイントを詳しくご紹介します。

設備や間取りがペットの飼育に適しているか

ペットを飼う場合、人間だけで生活するときとは、快適な設備や間取りに違いがあります。

ペットを飼うためには、以下の点に注意する必要があります。

まず、収納スペースの豊富な広い玄関が必要です。

ペットのためには、リードやおもちゃ、フードなどのアイテムを収納するスペースが必要です。

また、玄関と水回り(キッチンやバスルームなど)の距離が近い配置も重要です。

ペットが汚れたり、水浸しになったりしたときに、すぐに清潔にすることができるからです。

さらに、ペットを飼う場合は、掃除や換気がしやすいトイレや洗面所が必要です。

ペットは身体を舐めたり、毛が抜けたりすることがありますので、これらのスペースは清潔で換気が良い状態を保つ必要があります。

また、浴室には鍵がついていることも重要です。

ペットが浴室に入ってしまい、事故が起こる可能性を防ぐためです。

さらに、独立型のキッチンも必要です。

これは、ペットがキッチンに入り込んで誤って食べ物や危険なものを摂取することを防ぐためです。

キッチンはペットから離れた場所にあり、侵入しにくくする必要があります。

そして、適度な広さと高さのあるリビングも必要です。

ペットは自由に動き回りたいものですので、広々としたスペースが必要です。

さらに、高さがあると、登って遊びたいときに安全に遊ぶことができます。

最後に、適切な間取りは、ペットの種類によっても異なることに注意してください。

異なる種類のペットには、異なるニーズや要求がありますので、それに応じた設備や間取りを選ぶことが重要です。

ペットの快適さと安全性を考慮して、最適な環境を整えることが大切です。

ペット関連施設までのアクセスは良いか

立地条件に関しては、ペットのための施設へのアクセスがどの程度便利かを確認することが重要です。

例えば、ペット関連の施設である動物病院、美容院、ペットホテルなどに行くための距離や交通手段をチェックしておくと良いでしょう。

また、動物病院やペットホテルにおいては、自分のペットの種類に対応してもらえるかどうかも確認しておくことが大切です。

例えば、動物病院やペットホテルが犬や猫だけに限定されている場合、他の種類のペットを飼っている場合には対応してもらえない可能性がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

防音性に問題がないか

ペットを飼う際には、鳴き声が大きい子を選ぶ場合には、部屋の防音対策が必要です。

なぜなら、周囲に騒音を与えてしまうことがあり、トラブルの原因になる可能性があるからです。

そのため、事前に防音性能の高い部屋を用意しておくと安心です。

特に床の防音性にも注目しましょう。

なぜなら、ペットが部屋内を走り回ったり、跳び跳ねたりするため、足音が床を通じて響いてしまうことがあるからです。

そのためにも、床の防音効果が高い素材を選ぶか、カーペットやラグなどで足音を吸収する工夫をすることがおすすめです。

これにより、周囲への迷惑やストレスを最小限に抑えることができます。

事故や脱走の危険性はないか

安全性の観点から考えると、建物の階数や全体の構造も重要な要素となります。

例えば、ペットを飼っている場合、建物内の窓やベランダからの転落の危険性や、ペットが建物の外に逃げ出す可能性にも配慮する必要があります。

散歩に適したコースがあるか

犬や他の散歩が必要なペットを飼う場合は、その周囲の環境に十分気を配る必要があります。

例えば、ペットと一緒に外に出かけることを考え、適した散歩コースがあるかどうかや、周辺の交通量が適切であるかどうかなど、ペットと一緒に外出するための場所を選ぶことが非常に重要です。

まとめ

ペットを飼う際には、安全性と利便性に注意を払うことが重要です。

どの種類のペットを飼育するかによって、重要なポイントは異なりますが、一般的には以下の点に注目すると良いでしょう。

まず、防音性に問題がないか確認しましょう。

隣人に迷惑をかけずに、ペットが快適に過ごせる環境であるかを確認することが大切です。

隣室への音漏れや、外部からの騒音を防ぐために、建物の構造や断熱性能などを確認しましょう。

次に、間取りや設備の配置が適切かどうかを確認しましょう。

ペットが自由に動けるスペースや、適切な収納スペースがあるかどうかを確認することが重要です。

また、ペットに必要な設備(例えば、トイレや給水器など)が適切に配置され、使いやすい状態になっているかも確認しましょう。

さらに、事故や脱走の恐れがないかを確認しましょう。

ペットは好奇心旺盛で、危険な場所に入ってしまったり、脱走してしまう可能性があります。

建物内の危険箇所や、ペットの逃げられないような仕組みがあるかどうかを確かめましょう。

最後に、関連施設へのアクセスが良いか確認しましょう。

例えば、近くに病院や動物園などの施設があるかどうかを確認することは重要です。

また、ペットを散歩させるための近くの公園や緑地も必要です。

これらの施設やエリアへのアクセスが良い場所を選ぶことで、ペットとの生活がより便利になるでしょう。

以上のポイントに目を向けながら、快適なペット可の物件を選んでください。

飼育するペットに合った環境を整えることで、ペットとの暮らしをより快適にすることができます。