駅 徒歩 10 分 中古 一戸建てのメリットとデメリットを解説

不動産

家を建てる際に迷うのは土地の選び方です。

通勤や通学の利便性を考えると、「駅からなるべく近い場所が望ましい」と考える方も多いでしょう。

この記事では、駅まで徒歩10分の場所に位置する一戸建ての購入に伴う利点や欠点、そして家を探す際のポイントを詳しく解説します。

駅徒歩10分の一戸建てのメリットは?

不動産物件の広告には、「駅徒歩10分」という表記がよくありますが、これは「不動産の表示に関する公正競争規約」によって定められている基準に基づいています。

この規約では、徒歩1分を約80メートルとして計算することが定められていますので、従って、駅徒歩10分という表記は、約720メートル超から800メートルまでの距離を指すことになります。

駅徒歩10分の場所に立つ一戸建て物件は、駅に近いだけでなく、通常は静かで穏やかな住環境を楽しめることが多いです。

また、土地の選択肢も広くなりますので、自分の理想とする土地条件を見つけやすいというメリットがあります。

さらに、通勤や通学に便利であるという利点に加えて、往復で20分の距離を歩くことは、適度な運動にもなります。

また、駅周辺には多くの商業施設が集中しており、アクセスが良いという場合もあります。

将来的に売却することを考えても、駅徒歩10分の物件は需要が高い傾向にありますので、投資としても魅力的な要素と言えます。

駅徒歩10分の一戸建てのデメリットは?

駅から徒歩10分の場所に位置する一戸建てのデメリットは、価格の高さです。

駅から5分以内のエリアと比較しても、土地の価格は高くなる可能性がありますが、それでも郊外よりは土地の代金が高いという特徴があります。

また、隣の家が土地の境界線にぎりぎり建っていたり、土地が狭い場合もあるかもしれません。

特急や急行が停まる駅や都心部の主要駅の場合、特にこの傾向が見られるので注意が必要です。

その他にも、「駅徒歩10分」と聞くと、駅から近くて遠すぎない距離というイメージがありますが、地形によって坂道や階段、信号が多くなる場合もありますので、予想以上に時間がかかる可能性もあるでしょう。

駅から程よく近いエリアは、将来的に大型のマンションやビルが建つこともありますので、住環境が変わり、日当たりなどの条件が悪くなる場合も考えられます。

駅徒歩10分の一戸建てを探す際のポイントは?

一戸建て物件を購入する際には、駅までのアクセスに注目しましょう。

特に、実際に利用する駅までの距離と所要時間は、重要な要素です。

駅の出入り口から電車のホームまでの距離が遠い場合は、移動にかかる時間が増えますので、注意が必要です。

また、夜や雨の日に歩く道のりの利便性も確認することが重要です。

なので、物件を探す際には、まずインターネットで情報を集めることが一般的です。

もし希望の物件が見つからない場合は、希望エリアの不動産会社を訪ねるか、ハウスメーカーや工務店に相談してみると良いでしょう。

彼らは物件探しや家の施工についてのアドバイスをしてくれますし、見積もりも提供してくれますので、予算内で購入を検討することができます。

また、土地価格に関しても、国土交通省の“土地総合情報システム”を利用すると、不動産取引価格や土地の地価公示・都道府県地価調査に基づいた基準価格を調べることができます。

これにより、売り出されている物件の価格と比較して、適切な判断ができますので、是非活用してみてください。

まとめ

駅から徒歩10分の場所に位置する一戸建ては、駅の近くに比べて住環境が落ち着いているため、騒音や混雑から離れた静かな生活を送りたい人にオススメです。

このような物件を選ぶ際には、事前に土地の価格や周辺のハザードマップを確認することが重要です。

さらに、将来的に住環境が大きく変化する可能性があるかどうかもチェックしましょう。

必要な情報を集めた上で、自分が納得できる住まいを選びましょう。